木曜日, 1月 9th, 2014

ちょっと前に日本でもやらせ問題が週刊誌等で取り上げられた事があり、その後も度々やらせ問題は取り上げられる事がある。

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一度そういう事があると、テレビを観ていても「これもやらせなのかな?」とか
「この素人(として出ている人)は実はどっかのプロダクションの人なのかな?」っていう目で見てしまう。

そんなテレビのやらせスキャンダルを描いたのが『クイズショウ』1994年制作のアメリカ映画だ!

ストーリーは、1950年代後半のアメリカが舞台、
テレビが勢いを増し、民衆は裕福な生活を渇望している時代だった。

高額賞金で国民的人気のクイズ番組「21(トウェンティワン)」で連勝中のユダヤ人ハービーは、華のないその容姿からスポンサーである製薬会社から疎まれており、番組制作会社のプロデューサー、
ダンとアルはハービーに代わるヒーローとして、容貌、教養、家柄において文句のない白人大学講師チャールズ・ヴァン・ドーレンに目を付ける。

ダンとアルはクイズの問題と解答を教えようとチャールズに持ちかけるが、フェアに戦いたいとチャールズは断る。
しかし、教育水準向上の一助になると言いくるめられたチャールズは参加を決意、その後も不正を続けて行くストーリー・・・

この映画を観るといつも思うのが、マスコミの力!

安い給料で厳格な家柄で育ったチャールズ・ヴァン・ドーレンが、クイズで勝ち進む事で、多額の報酬を得てメディアではもてはやされ、大学に行くと誰もが芸能人を見つけるかのごとく群がってくる。

元々の容姿と家柄だけでもモテる要素満載なのに、テレビで教養を武器に勝ち進む姿は、何度見ても痛快です!

しかし、やがて訪れる崩壊の時・・・

出る杭は打たれるというか、悪は滅びるというか・・・

いずれにしても見ごたえがある映画なので、観てない方は是非!!!