日本の映画を語る上で、「アニメ」というジャンルは、切っても切れないジャンルです。
今年も、「思い出のマーニー」、季節の定番「ドラえもん」「ポケモン」「名探偵コナン」などなど、たくさんの映画が上映されています。
そんな中、アニメの実写化した映画があるのですが、この分野、正に「博打」です。
今年で行けば、「るろうに剣心 京都大火編」と「るろうに剣心 伝説の最期編」 の続編が上映されているのですが、これは、結構評判がいいようです。
問題は、「ルパン三世」ですが、こちらは・・・。
これは、出演者や監督の問題というよりも作品自体が実写に向いているか?や、アニメキャラクターへのファンの思い入れなどに原因があると思います。
ルパン三世の場合、ルパン、次元、五右衛門、不二子、銭形の5人がメインキャストですが、それぞれに対して確固たるイメージがついています。
ルパン役の小栗旬さんは、役作りのためにダイエットをされてりして、個人的には、かなりイメージに近いと思っているのですが、銭形は、だみ声、馬面、がに股、ちょっとドジなおじさんというイメージから浅野さんは、カッコ良すぎます。
また、男性であれば、やっぱり峰不二子。
これは、メイサさんがかわいそうです。
少し前、ドラえもんの声優陣が総入れ替えをしました。
それまで、大山のぶ代さんのドラえもんだったものが水田わさびさんに変わった時の拒否反応でもわかるのですが、変わるという事に嫌悪感があるのかもしれません。
これは、個人的な意見ですが、アニメや漫画を実写化する場合、
1.なるべく近年の作品を実写化する。
まだ、イメージが固定されていないものの方が受け入れやすい。
2.コアなユーザーが多くいる作品は、避ける。
例で言えば、「攻殻機動隊」「エヴァンゲリオン」、少し過去の作品としては、「マクロス」などです。
このあたりは、本当に難しいところで、これから上映される「寄生獣」は、楽しみだったりするのですが、マニアックなファンがいるのがちょっと不安です。